top of page

CASE STUDIES & OTHERS

SCROLL

花火の記憶

更新日:14 分前


花火の記憶

私にとって、子どものときの「花火が好き」と

大人になってからのそれは、少し種類が違う。


どんどん頭の上に迫ってくる花火。

「まだ来る!まだ来る!今、絶対花火の下に入った!」

子どものころは、勢いで圧倒してくる花火に飲まれることが楽しかった。


大人になった今は、花火を見上げていると自然と肩の力が抜けてくる。

花火にまつわるいくつかの風景が頭に浮かんでくる。


会場に持っていく枝豆を台所で茹でている父。端正こめて畑で育てたものだ。「上出来。おおごっつぉ(大ごちそう)」と湯気の中で何度もつまんでいる。


花火に格別な思い入れはなさそうな兄。でも、実家に帰るタイミングは正月<花火だ。


特別な光景ではない。でも「あぁいいなあ」としみじみ思わせてくれる。

花火フィルターがかかると、なぜか幸せな気分になる。



加藤煙火に入社したわけ

自分の心が動くかどうか。

大事な決め事をするときに、私の指針になっているもの。


新しい気づきや価値観が生まれて、自分の中にぶわっと風が吹く感覚が好き。

花火はそのチャンスをたくさん与えてくれると確信している。



タイトル『花火屋で、季節を追いかける』に込めた意味

私は花火のど素人だ。入社して半年が経ったけれど、毎日わからないことに出くわす。

でも、だからこそ伝えられる驚きや感動があると思う。


多くの人が、冬になるといったん忘れてしまう花火のこと、

「もちろん加藤煙火は夏以外も動いています!」

ということを伝えていきたい。


そして季節とともに成長していきたい、いやいくんだ

という私自身の決意のタイトルでもある。











Commenti


bottom of page