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CASE STUDIES & OTHERS

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卒業!~工場長のひとりごとvol.02~

 先月、名古屋工業大学大学院を卒業しました

 社会人が学ぶために用意された゛社会人イノベーションコース゛で充実した1年間を過ごすことができました


 より活き活きとみんなが働ける職場にしたい!

そんな想いから学びの機会を求め、大学院に通う事を決めました

リモートと通学が半々ぐらいの感じで、仕事への影響や調整も多々ありましたが、職場のみんなの協力のおかげで、なんとか卒業できました

 改めて、ありがとうございました!


大学で研究したこと

 入学した社会人学生は皆、自身が研究したい事を持ち込み1年間かけて取り組む

自分は゛「職人」に豊かさをもたらす働き方の研究゛と題し、複数社の経営者様と従業員の皆様にインタビュー調査を行い、その結果をまとめたものを卒業論文とした

工学・技術的な課題に取り組む同期が多い中、自分と同じように社会的課題をテーマにする同ゼミの仲間がいた事は非常に心強く幸運な事だった


 今回の取り組みで明らかにできた事を端的に書く事には無理があるので、特徴的な部分のみ紹介してみようと思う


ものづくり中小企業において

その1.【従業員目線】

 従業員はそれぞれ異なる個々の欲求に応じた自己効力感や自己実現的やりがいを求め、同時に仕事以外の時間の確保などによって総合的な豊かさを求める傾向が確認できた

その2.【経営者目線】

 経営者は従業員に対して、ものづくりの技能に特化した能力よりもコミュニケーション能力や人間性に大きな価値をおくと共に、経済的豊かさをもたらしたいとの想いを強く持っている傾向が確認できた

その3.【企業目線】

 業界によって抱えている課題は様々だが、一様に時代の変化による影響を受け、従業員の豊かな生活と会社の持続的発展を同時に実現する事への困難さを抱えている実態が確認できた



 ゛研究゛というのは自分勝手な考えを書いてはダメで、、、、実態を調べて、根拠に基づく結果でなければならない


でも、「言いたいっ!」根拠は示せないし、数字でも表せない

そんな感じで、無責任に言いたい事もあったりして、、、、


今、「これだ!」と感じてる事

 

気分が良いとなんやかんやうまくいく


 いつも気分良く仕事をするというのは、簡単なようで難しい

いろんなことが絡み合って、気分は決まる

しかも、ころころ変わる


 プレッシャーや適度なストレスは必要な場面もある

でも、気分は良いにこしたことなくないか?

気分が良いという事は個々のパフォーマンスを最大化させ、その事が実は会社の業績にも直結するのでは?


 というのが、今、無責任に思ってる事です


 だから、みんなが気分良く仕事ができるよう

自分に何かできる事があるなら積極的にやりたいと思っている

(※そのために個々の適正に応じた役割分担や負担の分散は必須)



情報✕自身の経験=学び

 今回、大学院に通って゛学び゛って楽しいんやなって思った

この感覚は現役時代はほとんどなかった、、、、いや、全くなかった(;^ω^)


 学びの場というのは、はじめは受け身だ

受け身ではじまり、受け身で終われば、それはただ情報を受け取っただけに過ぎない

いくら素晴らしい授業でも、その素晴らしい内容は他人の経験のまとまりでしかないから

 ゛学ぶ゛とはその情報と自身の経験や考えを掛け合わせて、いかに自分事として発展させられるか

というような事な気がする


 今回の゛学び゛によって経営者と似た地盤の元で話ができるようになった事は大きな成果物の一つだと思う今日この頃


 

この経験がブログの内容にもプラスの影響が出る事を信じて発信していきたい!


そして、強い想いと信念を持つものづくり中小企業によって

働く人が

世の中が

より豊かになりますように





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